日々のこと

設計の流れについて

2015/02/24

計画における出会いから完成までの大まかな流れをまとめております。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

STEP1:お問い合わせ
―お気軽にご相談ください―
はじめにメールかお電話のご都合の良い方法でご連絡ください。
今すぐに設計が必要な段階ではなくても考えるお手伝いができればと考えています。

STEP2:出会い
―ざっくばらんに―
少しご足労いただくこととはなりますが、できれば我々の自宅兼事務所である丹波篠山事務所を実際にご覧いただければと思います。
設計者とクライアント、という立場を時には忘れながらざっくばらんに色々なお話ができればと思います。
状況に応じてご相談内容にかかわる現地への出張も行います。
(遠方に出張の場合は交通費をいただく場合がございますのでご相談ください。)

STEP3:設計ご依頼
―設計契約―
私たちが過去に設計した作例やお話しした内容などをふまえ、ご依頼いただける場合は設計監理業務委託契約を結ばせていただきます。
(契約前のプラン提案等は行っておりません)

STEP4:ヒアリング
―関係あることないこと色々と―
A4数枚にまとめられたインタビューシートをご記入いただきます。すべて埋めるのは実際少し骨が折れますが、書くことによって初めて発見する内容もあるはずです。
内容は建物に直接関係のあることから一見関係ないことまでに渡っています。
好きな映画のことや将来の夢のこと、今までに行った旅行先で一番思い出に残っている場所についてとか。
それらは私たちがプランを考えるにあたり、言葉や理屈では考えづらい事柄を判断する際の大きな道しるべとなります。

STEP5:プラン提案~基本設計
―言いたいことは溜めないで―
ヒアリングした内容を基に、図面やパースなどを用いて提案させていただきます。お互いの感覚や考えについてお話することで気がついていなかった夢やご要望、問題点に気づくような時間を過ごしたいと考えています。
プランに対しての意見は「どうせこんなこと言っても無理だろう・・・」と決め込まず、とりあえず何でも言ってみましょう。意外と実現できることもあるかもしれません。
第一提案での内容を土台にしながら建物の概要=基本プランをまとめていきます。
暮らし方、過ごし方に関わる照明計画や設備計画など、スイッチの位置1つにしても検討します。
住宅設計では収納計画やインテリア計画なども合わせて提案させていただきます。

STEP6:実施設計
―より詳細な設計を進めます―
基本設計の内容を了承していただいた上で実施設計図面を描きはじめます。これは基本設計の内容を基にしたもので、これから各種の見積りや工事などに必要となる仕様や詳細にいたる内容を盛り込んだ設計図面です。
基本設計時に検討した内容をさらに深く考え構造面、法規面など多角的な検証を重ねていきます。

STEP7:工事見積・確認申請
―計画も最終段階です―
実施設計が完了した段階で工事施工者に見積りを依頼します。
技術面や相性、考えの合う工事施工者をご紹介したいと考えています。ご予算内に納まるように調整などをした上で、工事をお願いする工事施工者を総合的に決定します。
また、並行して建築確認申請を行います。これは計画建築物が建築基準法に準じた計画であるかの審査です。
工事施工者が決定し、建築確認申請が下りた後に工事がはじまります。

STEP8:建物工事・工事監理
―考えてきたことが実際に目の前に―
土地に関わる工事からはじまり、順に進めていきます。
工事がはじまると同時にわたしたちの現場監理業務がはじまり、図面通りにつくられているかの確認や検査を随時行います。仕上りの確認や工事経過については定期的に工事現場をご覧いただき、説明をさせていただくことになります。近づく完成を一緒に感じていただきたいと考えています。

STEP9:竣工検査・お引き渡し
―ようやく完成です―
建物が完成した状態で検査を行います。わたしたちの検査が一旦完了した後に、一緒に確認していただき必要な場合は補修などを行います。
そしてすべての作業が完了した段階でお引渡しとなります。
お引越しに伴うご相談なども随時お伝えいただければ対応いたします。

STEP10:アフターケア
―新たなお付き合いの始まりです―
わたしたちは竣工後に1年点検を行うなど、完成してからがまた新たなはじまりだと考えています。
暮らしはじめてからのご相談も気兼ねなくお伝えください。工事施工者と一緒に長くおつきあいさせていただきたいと思います。