JOURNAL

生駒の家

2018.01.23

生駒の家では杉の竿縁で支えられた杉板の天井が完成しました。
この家は敷地に合わせてくの字に曲がったプランとなっており、建物がリビングと同レベルになったデッキを抱くようなかたちになっています。
内外の天井も同じく続いているので抱かれたデッキは中のような外、外のような中となり、比較的コンパクトな内部に意識的にも実際にも大きな広がりを与えてくれるはずです。
構造を含め内外に多用されている杉材は我々の地元である兵庫県、そして工事場所のある奈良県は吉野の材を部位によって使い分けています。
構造と外壁板は全て吉野産、天井板は兵庫県産といったように。
産地によって色味が違ったり、またコストも様々です。
近くの物でこしらえる、当たり前なようで中々難しいことですが、色々なバランスを見ながらいつも心がけています。

Photo: Living and Dining room of the house in Ikoma.

エイチ・アンド一級建築士事務所
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