JOURNAL

雑草

2015.09.11

一年前にひとつ、二年前にひとつと合計二つの観葉植物をダメにしてしまったことがあります。
ひとつめの失敗を元に臨んだふたつめでしたが、ひとつめにも増して手をかけ過ぎていたことが仇になり枯れてしまいました。
自分たちなりに奮発して買ったものだったので、ショックも大きなものでした。
なんだかこれは人づきあいや子育てにももしかすると通じる失敗なのかもなぁ、と思ったり。
幸いふたつめから挿し木で分けた鉢が一年経って大分成長してきました。
写真はその鉢、ではなくその横にある二年前に枯れてしまったひとつめの鉢。
なんだか捨てがたく置いていたら最近どこから来たのか何かが生えてきました。
恐らくはただの雑草(と言っても名前はあるはずですが)。
道端に生えていたら気付きもしないものの、わざわざビルの7階のベランダで芽吹いてくれたこともありやたらとかわいく見えるのです。
一体どんなものが生えてくるのでしょうか?
小学校では毎年種を選んで自分の鉢植えを育てましたよね。
今同じようなことをしてみると新鮮な楽しさがあったりします。
水は一度もやっていないのになぜ平気なのか?どうやって種が運ばれてきたのか!?などなど。
二回の失敗、挿し木、そしてこの雑草とこんな小さいながらも自然相手は難しくも他にはないささやかな嬉しさがあります。
現在自然に囲まれた環境にも拠点を持とうと進めています。
日々大量の自然に接しているとどんな困難や嬉しさがあるのか、今から楽しみにしています。

Photo: A nameless grass growing at the balcony.