JOURNAL

物事との付き合い方

2015.03.11

店頭でお勧めのCDを試聴してみたり、ジャンルも何も分からないけれどもビビビっと来てジャケ買いをしてみて思いもしなかったものに出会ったり、時に大失敗したり。
そういうことって昔よくあったと思うのですが、最近とても減ってしまいました。
最後に新しいCDをお店で買ったのはいつだったかな、と考えても思い出せないくらい。
専らデータで音楽を聴くことに慣れ切ってしまっていました。
最近はお蔭で手軽に音楽を聴けるようになったものの、帰ってプレーヤーでかけるのを楽しみに帰路に着いたり、待ちきれずに電車の中で歌詞カードや添付の解説を読みふけったりという楽しみもなくなりました。
そして一番は物質としてそこにCDが無くなった、ということが意外に大きいのではないかと感じています。

今年は毎月一枚ずつCDを買うことを決めました。
先月はさぼってしまってこれで二枚目。
2000円以上もするし、そこに実体のあるものを購入するというのはやはり慎重になります。
その分選ぶこと、買うことの重みも楽しみの一つになります。
毎月買う音楽の雰囲気でその時の心理状態も分かったり?
今月買ったのは「心を深く静める」音楽。
疲れてるのかな?ちょっと色々急ぎ過ぎているのかな?
そんなことに気付かされたりもします。
こうして物事との付き合い方を見直すことで、生きている時間そのものとの付き合い方も見直すことにつながるのかな、と思っています。
他にも色々あると思うのでひとつずつ見直していきたいと思います。

Photo: The CD of this month.