JOURNAL

サントリー山崎蒸留所

2014.05.29

予約がひと月先まで埋まっているのを承知で受付窓口へ。
5分後に開始する製造工程見学ツアーにたまたま二人だけ空きがあるということで、二人プラス子供一人で滑り込みセーフ。
製造工程が終わりに近づくにつれて室内の熱気が上がって行き、それと同時にウイスキーというかアルコールというか、とても強いにおいが充満していく。
最後の熟成工程である樽に詰められたウイスキーが眠る貯蔵庫に入るとウイスキーの香りがMAXに。
その部屋にいるだけで酔っぱらってしまうのではないかと思うくらいの濃度。しかし気温は逆にひんやり。
見学ツアーの最後を締めくくるのは試飲。
見学してきた「サントリー山崎」と、山梨にあるサントリーの白州蒸留所で作られている「白洲」をハイボールで飲み比べ。
ここまで至れり尽くせりのツアーだが、全て無料である。
物事の背景を知るとそのもの自体により深みを感じたり、見向きをしなかったものが急に好きになったりするものだ。
二つのハイボールを飲み比べさせていただいた私だが、ウイスキーが私の中でビールに代わり表彰台のトップを飾るにはもう少し自分が大人になる必要があるようだ。

Photo: A series of bottled whiskey at Suntory whiskey museum.