JOURNAL

竹炭作り

2023.03.06

裏山の竹を伐採し野焼きし、竹炭を作りました。竹炭作り
炭を作るやり方は色々とありますが、炭窯もない私たちは一番簡単な野焼きという方法を取りました。
竹炭は多孔質であるため田んぼに撒くと微生物の住みかとなり、そこに微生物の餌となる米ぬかを撒くことでたくさんの微生物が田んぼの土の中に溢れます。
微生物に溢れた田んぼの米は美味しくなり、収量も増えます。
米ぬかは日々精米することで副産物として残りますし、裏山の竹藪は立ち枯れも目立ち間伐が必要な状況と、色々と「役者」が揃っておりあとは私たちが手間を掛ければひと続きの循環が完成します。
竹炭
「手間」というと嫌われがちですが、実際にそうした手間をかけてみると往々にして楽しいことが多いというのが正直な感想です。
むしろ手間の中に生活の楽しみの醍醐味が詰まっているのではないかと思うくらい。
実際頭でわざわざそんなことを考えて作業をしているわけではないのですが、一日の作業が終わっていつものメンバーで夕飯の食卓を囲んでいるととても豊かな余韻が残っていまして、それってそういうことなんじゃないかなと後から自分の余韻を分析してみるわけなのです。
おつかれ様やさん作業の合間に休憩をしようとすると、子供たちがお茶とお菓子を用意してくれ、即席「おつかれ様やさん」を開いて待っていてくれました。

エイチ・アンドは神戸と篠山を拠点に活動する建築設計事務所です
神戸事務所:兵庫県神戸市魚崎北町5-3-16-307
丹波篠山事務所:兵庫県丹波篠山市東吹