棟上げ
2023.05.25
鎮守の森に抱かれた住宅、無事に棟が上がりました。
といってもこの日は本当に棟が上がったところ+登り梁までで、翌日の今日も建て方作業が続いており、上棟式は別の日に執り行う予定です。
レッカー車が進入できない敷地であったため手作業での荷揚げとなり、通常よりも時間が掛かっています。
この住宅ではできる限りプランと架構を単純にしています。
作業そのものが単純となる面もあるかと思いますが、作業をする上での頭の中での認識がとても捉えやすいため作り易いのではないかと考えています。
そして何よりも全体のプランも筋の通ったものとなるため空間にもその骨格の強さが現れるはずです。
基礎は独立基礎形式とすることでコンクリートの使用量を減らし、また敷地内の土の中の環境への影響を最小限にと考えています。
実際には型枠と配筋の手間は増えているのですが、大型車が入れない敷地の特性もありコンクリート量を減らせたことによるコストメリットも生まれています。
何よりも足元がとても軽やかに見え、床下に気持ちの良い風が流れることも容易に想像でき、とても清々しい基礎でした。
基礎に清々しいという表現がふさわしいと思ったことが無かったのでとても新鮮な感覚です。
ここまで少しゆっくりと進んでいたこの住宅ですが、ここからは順調に進んでいく予定です。
エイチ・アンドは神戸と篠山を拠点に活動する建築設計事務所です
神戸事務所：兵庫県神戸市魚崎北町5-3-16-307
丹波篠山事務所：兵庫県丹波篠山市東吹