昔はシイタケ栽培がおこなわれていたり、薪炭林として薪や炭の原料として大いに活用されていたうちの裏山、生活の様式が変わったことにより放置され、荒れた状況となっています。
そんな中主に薪ストーブを使っている自治会内の有志で裏山の手入れを行おうという活動が立ち上がり、まずはそのメンバー家族で山の現状を見に行きました。
森の中は暗く倒木が多数あったり、竹林が侵食して来ていたり、あるべき里山の状態からは程遠い状態。
手入れをしないと倒木による危険性が増し、また竹林が広がるとその他の植物が育たなくなってしまいます。
手入れをすることで明るい森になり、子供も遊びたくなるような森にしたいなと皆で話をしました。
具体的な目的や方法はこれから意見を出し合い探っていくのですが、身の回りの環境に対してそこを共有する人間同士で考えや活動を共有するというのは本来の人間の営みに一歩近づきその先に未だ見ぬ未来、もしくは過去にあったかもしれないような豊かな社会へと繋がるのではないかなと期待しています。
そしてこれは自分たち家族だけが思い立っても始められないこと。
目的や意識は全く同じものではありませんし、それで良い、それが良いのではないかとも思っています。
そんな中で形作られていく物理的な「裏山の環境」はひとつしかありませんから、違った目的や意識をどのように共有し、共に生きていくのか、そんなことが今から楽しみです。
エイチ・アンドは神戸と篠山を拠点に活動する建築設計事務所です
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