JOURNAL

生駒

2014.07.10

検討中の敷地があるという相談を受け、生駒へ。
奈良駅近辺は何度か行ったことがあったけれども、少し手前の生駒へ下り立つのは初めて。
もこもことした小山がそこかしこに見え、その中に埋もれるように住宅が建っている。
敷地はそんな風景を見下ろす山の中。
この仕事をしていると普段下り立たない駅や、行くはずもない住宅街と深い縁ができる。
そしてこういう素敵な街があることを発見したりする。
関東平野で育った私にとって近畿圏の一番好きなところは自然が近い、もしくは都会まで日常的にアクセス可能な住宅地が自然の中に沢山あるところである。
今日も約一時間弱の乗車時間に関わらず、六甲山が間近に見える三宮から大阪平野を抜け、生駒山を突き抜けた。
平野の東西に位置する二つの町では趣がかなり違っている。
その違いが自分たちが設計する建物にも自ずと出てくるのであろう。

Photo: Ikoma station.