JOURNAL

段々と

2019.04.04

栗東の家では塗装以外の内装がほぼ完成し、クライアントと色々と確認を行いました。
栗東の家
その後はほぼ出来上がった空間を見ながらダイニングのベンチや椅子、そしてリビングに置かれるソファーの生地を選びました。
栗東の家
天気が良かったこともあり、確認作業をしながらも「ああ本当にいい場所になって来たなぁ」と施主さんとニヤリとしてしまいます。
桜も芽吹きこれから良い季節となるのですが、割と大規模な外構工事も残っているため実際に引っ越せるのはまだ先・・・
仕方がないものの何だか申し訳なさを感じますが、来年からはこれが毎日当たり前となるはず。

買い物という行為って物にもよりますが、買った瞬間が一番嬉しいことが多い気がします。
そんな中で多くの人にとって人生最大の買い物となる家。
もちろん建った瞬間の嬉しさはありますが、そこがピークではありません。
本当の嬉しさは建った瞬間から始まり、更に深まって行くものだと感じています。
例えば家を使いながら四季折々の変化や状況をより敏感に感じ取ることで、それまでとは考えることが自ずと変わり、行動にも変化が生じてくるはずです。
行動が変わると巡り巡って感じることや考えることもまた変わってきて、同じ場所で感じる四季折々の変化がまた違ったものとなる。
また変化というのは自分だけの物でなく、周りにも影響を与えるものだと思います。
そんな日々を過ごしていると気が付くととても豊かな毎日が送れている、自分たちが考える建築はそんな存在であってくれると良いなと思って日々設計しています。

栗東の家

エイチ・アンドは神戸と篠山を拠点に活動する建築設計事務所です
神戸事務所:兵庫県神戸市魚崎北町5-3-16-307
丹波篠山事務所:兵庫県篠山市東吹