JOURNAL

つくり手たちのブックエンド展終了

2019.01.15

昨日1月14日をもってstorage books. kobeで行われていた「つくり手たちのブックエンド展」が終了しました。
沢山の方にお越しいただいたようで、誠に嬉しい限りです。
篠山の友人が企画したこの展示会、今回はH&としてではなく私「半田俊哉」として出展させていただきました。
昨年色々な人や出来事に出会っていく中で、自分でつくってみる、ということに興味が湧いてきた中でのデザイン&製作でした。
bookend
デザイン開始当初はいつも建築を考えるように無条件に頭に浮かんできたものをスケッチしてみたり、少し行き詰まったら文章化してみたり、その行ったり来たりを繰り返していました。
デザインをしている中ですぐに気が付いたのが、「これって自分で作れるのか?」ということでした。
いつも建築を考える時には理想的な形をスケッチし、図面化して施工者に伝え、実際に製作するのは大工であったりのプロ・職人です。
でも今回は考える頭はいつもの自分ですが作る「手」は素人同然。
では自分で作れるものを考えよう、とデザインを早々にシフトしそうになりましたが未だ見ぬ可能性を自分から殺すことにもなると思い、とりあえずいつもの頭でデザインを進めました。
ある程度デザインができた段階で試作を作り始めたのですが、まず真鍮を切ろうとしたら硬くてびっくり。真っ直ぐにも切れません。
そこからか・・・と自分で恥ずかしくなるほどの瞬間ですが、とにかく色々とやってみるしかありません。
考えている納まりを実現するにはあれを買って、それをするにはまずこれをしないといけないからあれも買っておかないと・・・と考えだしたら止まりません。
そして例え機具が揃ったとしても素人がうまく使いこなせるか・・・
色々と考えた結果、自分でも「曲げる」、「穴をあける」くらいはできるな、ということで煮詰めたデザインを自分でできるデザインに落とし込んでいきました。
最初は自立するブックエンドを考えていたのですが、自立しなくてもいいではないかと思いそれがデザインの重要な要素となって行ったり、とりあえず曲げて試行してみた細い針金が意外と引掛け強度があることを発見したりと、自分で素材を触ってみないと発見できなかったことがとても重要な要素となって行きました。
最終的には製作を誰かにお願いしていたら出会えなかったものと出会うこととなった一連の出来事はとても大きな発見でした。
発見、というと大げさですが、どこか知っていたようで、でも実感したことが無かったので初めて自分の心の中にストンと落ち着いてくれたというか。

今年は何事もできるだけ自分でしてみようと考えています。
そこで出会える発見を求めて。
そしてそうした発見に出会えるだけでなく、その一連の「つくる」という作業がなんだか単に楽しいのです。

このyacht、ブックエンド展は終わってしまいましたがstorage books. kobeにて継続して販売されることとなりました。
storage books. kobeは神戸大丸のすぐ北側、お近くにお越しの際には是非。
https://storage-kobe.com/

その他のこのyachtの写真は以下のリンクをご覧ください。
これまでの仕事/yacht

エイチ・アンドは神戸と篠山を拠点に活動する建築設計事務所です
神戸事務所:兵庫県神戸市魚崎北町5-3-16-307
丹波篠山事務所:兵庫県篠山市東吹