JOURNAL

現場環境

2018.09.18

芦屋の家では秋の竣工に向けて現場作業が進んでいます。
先日は台風対策のために一時足場にかけられたシートがめくられ、完成に近づいてきた外観が一時顔をのぞかせていました。
シートがめくられたことにより、現場の中にも優しい光が溢れます。

建築物は出来上がってその建築を使う人のためを思って設計しています。
住宅であれば主にそこに住まうクライアントのために。
ただその前段階として、工事期間となる半年前後は現場作業をする職人さんの「職場」となります。
クライアントのためを思って心地よい空間づくりを心掛けることは、職人さんにとっても心地よい職場環境を提供することにつながる、ということに気が付きました。
だからと言ってこれから作る物が変わってくるわけではないのですが、完成してからがスタートと思っていた建築物は、ある意味もう「始まっている」のだなぁとも言えることに少し驚きました。
もう少しすると足場も取れ、暑かった日々も懐かしいものへと変わるそれだけでも心地の良い時期となります。
その中で、仕事をしながらしばし安らぎを感じてもらえるものになっていると嬉しいな、と思います。

エイチ・アンドは神戸と篠山を拠点に活動する建築設計事務所です
神戸事務所:兵庫県神戸市魚崎北町5-3-16-307
丹波篠山事務所:兵庫県篠山市東吹