JOURNAL

建築知識10月号 神戸大倉山の家

2024.10.16

先日神戸大倉山の家に久々にお邪魔して来ました。
神戸大倉山の家

家、というよりも「本棚!」という感の強いこのおうちですが、実際に行くと本棚の存在感よりもご家族が楽しそうに暮らしている雰囲気がそこかしこに溢れ、味わいの増した木の仕上げたちも調和しとても居心地の良い時間が流れています。
神戸大倉山の家

沢山の本が置かれた棚ですが、実はどこに何を置くかが緻密に計画されており、来る者、生活する者の好奇心をくすぐります。
来客から目の付く位置には絵や小物、子供の描いた絵が飾られていたり、階段を上る途中にふと目に留まるように写真集を置いていたり、読みすぎると困る漫画は手に届きにくいところに置いていたり、見た目が古くてイケてる本たちは目立つところに置いたりと、書店顔負けの緻密な配置計画です。
神戸大倉山の家

行く度に互いの子供たちは大きくなり、以前はしっとりと落ち着いていたはずの土間はにぎやかなバッティング練習場に変わり、小学生の息子同士が競い合っていました。
神戸大倉山の家

一番年長の中学生はもうその輪には加わらず、大人が焚火を囲んで語らっているのを少し遠くから静かに眺めていたり、時間とともに変わる住まい、そしてそこで暮らすご家族の変化、そしてこの家が愛されている事ひしひしと感じる感慨深い時間でした。
神戸大倉山の家

雑誌建築知識10月号の特集は「棚がなければ暮らしていけない」ということで棚特集。神戸大倉山の家も掲載されています。
これだけの棚がある家はそうそう無いだろうと思ってページを開くと、あるわあるわ棚だらけの家がずらり。
神戸大倉山の家はまだエアコンが無い頃に撮影した写真が掲載されていて、「エアコンが無かったら暑くて死んでまうで。」「棚があっても暮らしていけない」という名言を息子さんから頂きました。(笑)
そして誌面を熟読した彼から、「やっぱり、うちの家が一番やな」、というコメントも。
息子君よ、ありがとう。これからも建築に励みます!
建築知識10月号は只今書店に並んでいます。是非手にお取り下さいませ。
神戸大倉山の家

今週金曜日は16時より月書房は開店しています。
また日曜日は第三日曜日ということで、8時から12時まで「ニハの日」として月書房はオープン予定です。
月替わりですがコーヒーにパンにサラダなどのモーニングをご用意してお待ちしております。
 
 
エイチ・アンドは神戸と篠山を拠点に活動する建築設計事務所です
神戸事務所:兵庫県神戸市魚崎北町5-3-16-307
丹波篠山事務所:兵庫県丹波篠山市東吹
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