墨付け
2025.06.05
手刻みの為の墨付けを進めているハンドワークスは佐藤さんの元へ。

手刻みの為の墨付けを進めているハンドワークスは佐藤さんの元へ。
@co.handworks @handworks_gallery
設計者としてはこういう時、やっぱり大工さんってかっこいいなぁ、そればかり考えて見てしまいます。
では現代において設計者が仕事をしていてかっこいい瞬間ってあるものか・・・
考えてみたところ中々思いつきません。手描きで図面を描いていた頃は恐らくこうしたシャッターチャンスは沢山あったのでしょう。
大工さんであっても本当にかっこいい瞬間は減ってきているのではないかと思います。
そのプロセスや関わる人すべてがかっこいいなと思える方向に近くなればなるほど、生まれる結果は自ずとかっこいいものになるのでは・・・
そんな単純な話ではないよなと思いながら、どこかそこに真理があるように思い、日々取り組んでいます。
沢山積まれたヒノキの材は、一見梁に見えますが土台です。
地面から一間半ピッチの独立基礎で浮かされた建物の床を、梁状の土台がしっかりと支えます。
平屋の今回の建物は、この土台が一番手が掛かるところかもしれません。
工場全体の写真を撮ろうとしたところ、佐藤さんが慌てて万博のガイドブックを片付けていたのはここだけの秘密です。(笑)
エイチ・アンドは神戸と丹波篠山を拠点に活動する建築設計事務所です
神戸事務所:兵庫県神戸市魚崎北町5-3-16-307
丹波篠山事務所:兵庫県丹波篠山市東吹36-1
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