日々のこと
- ちょっと天井裏を
神戸岡本の家では一部天井を解体し、天井裏の確認を行いました。 肩幅くらいの穴をあけ、そこに頭を入れて覗いてみます。 天井を開く前にはここにこう通っているだろうと思っていた梁が無かったり、逆にそんなところにこんな大きな梁が、となったりします。 そもそも施主さんからすると、うちの天井ってそんな...
ちょっと天井裏を - 栗東の家
窓にはガラスが入り、内部では壁に石膏ボードが貼られ、急に建物らしくなってきた栗東の家。 今までは現場に来て打ち合わせをしながら出来上がりを想像してワクワクしていたものの、とうとうその先の結果が見え始め、嬉しくもある種の緊張感を持って現場に入っています。 既存の木を整理し、元々あった石を組み...
栗東の家 - そろそろ庭のことを
神戸市西区の家、計画が進み建物の大枠が決まり、eni堀江さんと共に植栽や外構といった庭のことを改めて考えています。 L・D・Kという文字通りが南に面する間口一杯に並び、その中に書斎や陽だまりのスペース、また定義できない(していない)余白を点在させた計画としています。 その居場所それぞれによ...
そろそろ庭のことを - 樹の中の樹
薪割りをしていると、この木は割りやすい、この木は割りにくいから始まり、同じ樹種でも比重が違ったり、柔らかい木でも節のところは滅法硬かったりなど、「樹種」だけでは語れない「この樹」が見えてきます。 中でも桜の木は伐りたてですぐに割ると中心が鮮やかな赤に近いピンク色をしていて、しかも濡れていて...
樹の中の樹 - 石川直樹さん
2月14日に神戸はサンセイドウギャラリーさんで開かれた写真家(登山家/冒険家)石川直樹さんのトークイベントへ行ってきました。 ここで開かれていた石川さんの展覧会中のイベントとして開かれたものだったのですが、そのために用意された石川さんの言葉が展覧会を企画したStorage booksの川浦...
石川直樹さん - 鎧張り
栗東の家では外壁の鎧張り施工が完了しました。 この呼び方について誰にも語源を今まで尋ねられたことはないですし、疑問に思ったこともありません。 そのくらい見た目に明らかですね・・・と思いながらやはり気になって調べてみると、鎧の錣(しころ)に似ているから、とのこと。 肩から下にまとうあの鎧、個...
鎧張り - 暖かい家
我が家では初めて薪ストーブを使った年に薪がギリギリ足りなくなった経験から、常に多めの薪をストックしているようにしています。 その薪が今年はいつもよりも大分余っているように感じます。 昼暖かいから点けていない日があったり、あまり火を強くしすぎると暑いので火が上がらない熾火(おきび)でしばらく...
暖かい家 - 生活の実感
隣の家では電気工事が始まりました。 「この照明ここに付けた方があそこよりいい気がするなあ」とか、「ここでこうする時にここにコンセントある方がいいかな」とか、そんな言葉が住んでからの生活の実感をぐっと近くにたぐり寄せてくれた気がします。 「あぁ〜、はよ住みたいな」と施主である友人もポツリと。...
生活の実感 - 神戸岡本の家
神戸市東灘区、阪急岡本駅前での住宅改修計画が始まりました。 三方を1m以下の距離で住宅に囲まれ、残る東側一方も4mもない距離に向かいの家があります。 採光があまり期待できないこの住宅では採光はトップライトに大きく頼る計画としています。 まだまだ計画は始まったばかりですが、二階の屋根に設けら...
神戸岡本の家 - 密かな工夫
尼崎の家では改修が進んでいます。 昔ながらの襖の多い住宅なのですが、大人数で集まる際には襖を部屋の隅に4枚寄せてしまいたい…という要望を頂いていました。 新築工事なら難なく簡単なのですが改修工事で尚且つ梁、柱、鴨居もそのまま使おうとしているこの場合ではとても難しいのです。 なぜなら元々2本...
密かな工夫