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HOUSE/住宅
三木の家
外仕事に勤しむ、手を動かす忙しさが楽しみとなる庭づくりを中心に考えた週末住宅です。
広い敷地に恵まれて、ひな壇上となったこの場所は浮遊感もありながら丘陵地帯特有の伸びやかさがすでにありました。
敷地の中央辺りに位置する住宅は庭づくりの拠点とも言えるような、日々手を入れて育って行く予定の庭、森が遠景と馴染んで美しい風景が続くように見えることを大切に考えています。
育てている庭が窓からよく見えるというのは嬉しいことでもあり、住宅の中で過ごす時間は自ずと体は休まる時間ではありますが、窓から見える風景を見ながらどの様に手を入れようかと考える時間は豊かなものです。
中にいるけれども外に出たくなる、そう思えるように住宅のどこに佇んでいても違った趣の環境を感じられるような計画となっています。
平屋でくの字形の平面とすることで空間には色々な方向性が生まれます。
色々な方向性があるところに、大きな屋根でひとつながりにすることで色んな表情がありながらもまとまった安心感のある週末住宅としています。