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里山に抱かれたカフェギャラリー

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Jewelry cafe noof

築130年を超える茅葺古民家を全面改修した、ジュエリー作家石井雄次さんのカフェギャラリー兼工房です。
長い年月の間に恐らく3度ほど行われたであろう増改修を全て解体撤去し、古民家が本来持つ骨格による力強い美しさを素直に感じられるよう計画しています。
南北の既存開口の前にはレースカーテンを配することでサッシの存在感を消しながら、柔らかな光が作品を照らします。
東には新たに幅のある大開口を設け、noofと同じような古民家が谷あいに並ぶ隣の集落が臨め、訪れる人はどこか自らの居場所をどこか俯瞰するような、大きな流れの中に身をゆだねているように感じるのではないかと考えています。
そうした風景や光から最も離れ奥まった部分に店主が居るカウンターがあり、落ち着いた陰影の中風景や光、そして作品を眺めることができます。
光や影、新しい物や古い物、くつろぎ眺める場所に作る場所、様々なものが静かに交錯する空間にジュエリーが凛とした光と存在感で迎えてくれる場所となっています。

所在地 兵庫県丹波篠山市
建築面積 124.30m
延床面積 120.30㎡
構造 木造
種別 カフェギャラリー兼工房

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