WORKS

土間を中心としたはたらく家

  • minka
丹波篠山東吹の家

H&丹波篠山事務所から徒歩30秒、農業をしている妻と、田んぼと木こりをしている夫、そしてその息子という三人の為の住まいです。
夫が三年間コツコツと溜めた杉や檜を自ら刻み、自ら建てています。
4mの長さでストックしてきた木を無駄にしないよう、プランの間口は京間の二間=3920mmとしています。
三和土を打った土間では様々な作業の準備をしたり、洗濯物を干したり、育苗中の苗をかくまったり、選別作業をしたり、そしてそこを息子が裸足で駆け抜けます。
建物の裏には下屋が増築され、作業から帰って来た際の物置空間や外用トイレになっています。
車庫を作ろうかなとか子供部屋を増築しようかなと未来は未定。
ここまで自分で作った彼らなら、そのうちにいつの間にか建物が大きくなっているのだろうなと思います。
シンプルな彼らの住まいと暮らしを見ていると、これ以上に必要な物ってあっただろうかと自分たちの生活を見返すことも。
友人でありながら、常に未来へと最先端を突っ走っている大先輩と私たちは思っている家族の為の、素敵なはたらく住まいとなりました。

所在地 兵庫県丹波篠山市
敷地面積 219.67㎡
建築面積 75.89㎡
延床面積 65.31㎡
構造 木造平屋建て
種別 専用住宅/新築