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minka/minka(規格型住宅)
H& 丹波篠山事務所/ 兵庫・丹波篠山
「風土に根を張り、知を耕す場所」
ここは、私たちH&の設計拠点であり、夜に開く書店「月書房」であり、そして人々が集う公共の場でもあります。
目指したのは、あらゆる境界が溶け合う「開かれた仕事場」。 深く出した軒(ポーチ)が人を招き入れ、足元の再生レンガは庭から室内へと等しく続き、ウチとソトを曖昧に繋ぎます。 建物は、高さを抑えた単純で力強い切妻屋根の長方形。その骨格の中に、水回りや収納といった機能を、地元・西脇の「播州織」を張った建具の裏へと潔く納め、静寂なワンルームをつくり出しました。
素材の選定ルールは、H&の哲学そのものです。 「なるべく近くのもの、土に還るもの、再生されたもの、信頼できる人が作ったもの」。
裏山から切り出したヒノキの構造材、瓦窯で焼き直した床レンガ、粗壁土の壁、そして断熱材に至るまで。 ふと壁や床に触れれば、その素材が育まれた風景や、職人たちの顔が浮かび上がります。本来、建築は地面に「置かれた」ものに過ぎませんが、この場所はまるで大地から生え、太い根で繋がっているような、根源的な心地よさに満ちています。
また、この建物は規格型住宅「minka」のプロトタイプ(モジュールモデルハウス)でもあります。 単純なプランが持つ強さと、素直な素材に囲まれる安心感。 H&が提案する「未来の古民家」の質を、ぜひここで体感してください。