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丹波篠山の家/兵庫・丹波篠山

篠山盆地という海に浮かぶ島、東城山。 その南斜面に抱かれるように、この家は建っています。

コンセプトは、「風景への応答」。 背後の山並みと呼応する大きな片流れの大屋根は、建築を主張するためではなく、目の前に広がる草原のような田畑や八重桜、そして刻々と変わる光を、ただ素直に受け入れるための器です。

深い軒下空間(下屋)が、ウチとソトの境界を溶かし、意識を遠くの風景へと誘います。 構造材から仕上げに至るまで、地元の兵庫県産杉材を徹底して使用。 杉が持つ本来の「柔らかさ」に包まれながらも、建築としての骨格はあくまで「凛」とあること。素材は経年変化する自然素材を。丹波鉄平石や漆喰、欅に杉、真鍮など光を蓄え少しずつ変化することが楽しみとなるように。

裸足で歩く心地よさと、自然と背筋が伸びるような静謐さ。 日常のくつろぎの中に、確かな規律が共存する、H&の原点となる住宅です。

写真クレジット: Photo: Yohei Sasakura / 笹の倉舎 (No. 17-26)

 

—–YouTubeチャンネル「Cozy Houses in JAPAN」様にて取材していただきました—–

前半は、築10年を迎え、地元の杉材や漆喰が味わい深く育ってきた私たちの生活空間(母屋)。

後半(12:27〜)は、私たちが現在取り組んでいる「石場建て」や「土中環境」の思想を実装する実験室として、裏山のヒノキや古レンガ、荒壁を用いて構成した新オフィス(H& / 月書房)の空間が収められています。

私たちがどのような環境に身を置き、どのような手ざわりを大切にして建築と向き合っているか。

丹波篠山の美しい雪解けの風景とともに、ぜひご覧ください。

▼動画の視聴はこちらから https://www.youtube.com/watch?v=2xVCIwW-UXQ